裁量労働制鍼灸師高木その１・鍼灸師高木の日記です。

裁量労働制鍼灸師高木その１

そもそも労働時間とそれ以外の境界線なんて自分の場合は無いですからね。

　裁量労働制という言葉からは、色々な物事が連想されます。個人事業主であり、家族以外には従業員を抱えていない私にとって、自分の仕事時間や量について、自分自身が裁量権を持っている、つまりは自分がそれを決める権利を有していて、自分自身にその仕事時間や量を課す、というスタイルなのです。

　まあ私のようなマネージャー無しでソロ活動してる自営業者のケースは、雇用者VS被雇用者のソレとは似て非なるものでしょうからね。雇用者としては被雇用者に怠けて欲しくないでしょうし、被雇用者は合法的サービス残業無制限とか課せられる怖さもあるでしょうし、まあとても大変そう・・。と、当事者意識を理解するには程遠い立場に私は居るようです。

　

　”裁量労働制は労働基準法の定めるみなし労働時間制のひとつとして位置づけられており、この制度が適用された場合、労働者は実際の労働時間とは関係なく、労使であらかじめ定めた時間働いたものとみなされる。業務の性質上、業務遂行の手段や方法、時間配分等を大幅に労働者の裁量にゆだねる必要がある業務に適用できる。”

　う〜ん、「みなし労働時間」ねぇ・・。クリエイティブな仕事であれば、寝ても起きても、休日でも、夢の中でも、半ば無意識にアイディアを探してますから、24時間仕事してますよね。まあこれはちょっとオーバーか。

　

　焼肉食ってる時とて鍼灸師の高木からすれば、みなし労働時間と言えますよ。例えば外食時における健康管理の考察、各患者さんの立場に応じて、目指すべき健康状態のゴールがあるとすれば、それを達成するためのメニュー選び、食べる順序の考案を脳内シュミレーションする、なんてことは昔から遊び半分でやってますからね。

みなし労働時間の算定って、つまりはこんな事を数値化するって事ですよね、やっぱり想像を絶しますわ。日本の会社組織ってスゲー。



　ホント思うのですが、２者間で裁量労働制を行うにあたって「みなし労働時間の算定」という作業をする労働が発生してしまうのですよね、それ自体が会社の生産性を落としてますやん。だって、社内の決め事をどうこうするための仕事が発生して、その仕事をする人には賃金支払わないといけませんから。労働環境を整備するという役割であるけどその労働は直接売上にならないし、でも人件費はしっかり掛かるのですから。日本の会社組織ってマジパネェ。

　

　会社組織に属さないボッチ自営業者。自分が経営者で自分が従業員、自分が経理で自分が便所掃除係長、トップダウンで伝達は神経伝達速度で行われ、意思決定が速く誰も反論しない。何故なら、これらは一人の脳内で行われる事だから。当然責任を取るのも自分。

　この効率の良さ、仕事の事は何でも自分でやりたがる人間にとっては、これ以上無いほど快適な環境。

　上司も部下も居ないので、その手のストレスはゼロ。エアコンの温度設定の裁量権も手中にある。

なんて、くだらない事を考えたりしています。


その２に続く


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