航空機メーカーのSAAB社の技術と無関係なSAAB20インチ、折りたたみ自転車。SAAB SAF-206
その名に恥じぬよう、まだまだパーツを交換していきます。
ペダルの軸、ボトムブラケットと呼ばれる部分。
スプロケットと同様に、一度もメンテナンスを受けることなく自転車が廃棄される確率が99.9%以上と言っても過言ではない部分。
そして、自転車の性能の良し悪しに大きく差が出る部分。
コッタレスクランク抜き工具、という専用工具を使ってクランク(銀色のもの)を外します。
軸を指でつまみ、廻してみるが、動かせない! 硬く、硬く締め付けられているからだ。スパナでつまめば、なんとか廻せるが、ゴリゴリと強い抵抗。
まるでコーヒー豆を挽いているような重たさ。
まあ、メーカーさんとしては、ここがメンテナンスされないということを想定して、とにかく緩まないようにと、走行性能を大きく犠牲にしてまで、きつく締めこんでしまっているのだろう。
これは、ちょっとだけ珍しい工具、フックスパナ。ボトムブラケット部を分解する以外の用途を知りません・・。
が、強烈にネジ込まれており、全く動かせず。
水道工事用の大型スパナで無理矢理こじあけた。
蛇口交換くらいは自分でやってしまうので、所持してます。
メーカーの品質へのこだわりの薄さが露呈してます。組み立て工程に手抜きあり。
組み込み前にグリス塗ってないじゃないか、それどころか、鉄屑まみれじゃないか。まあ、初めから予想はしてましたけどね、この事態を。
安い自転車ってのは、安い根拠がしっかりあるのです。
一般消費者は騙せても、わたしゃ騙されん。
徹底洗浄!
そしてネジ部をしっかりグリスアップ。
軸をまるごと交換してしまいます。これはカートリッジ式ボトムブラケットという、とっても頑丈かつ滑らかな軸回転をもたらす部品。
3千円ほどのこの部品が、自転車の性能を大きく引き上げます。
ボトムブラケット取り付け工具、これも専用工具です。これでしっかりと取り付けます。
見た目も改善。
コーヒー豆挽きレベルの固さであった軸は、カートリッジ式に交換したことにより、ハムスターでも廻せるくらいツルッツルの滑らかさに。
これでペダル漕ぐのが相当楽になる。
クランク部を再装着。
初期装備のペダル、こんな安っぽいのはまっぴら御免、壊れやすいだろうし。漕いでる最中にペダルが割れるなんて、危険極まりない。
三ケ島社製の頑丈なペダル、FD-7に換装。
折り畳み式、これが意外に便利。
輪行(自転車を折りたたんで公共の交通機関を利用する)の時、車載する時に、地味に役立つ。
まだまだ、まだ、いじります。
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