拙文・駄文2006年7月
高木治療院 開院５周年
マンションの小さな一室で、高木治療院を開いて、細々と治療を続けさせて頂いて、気がつけば早や５年。
おかげさまで毎日患者さんが何人も来院して下さっているが、
いつか誰も来なくなるのではないかという漠然とした恐怖・危機感は開業当初から現在まで一貫して変わらず消えない。
高木治療院を拡大するつもりは無い。いづれは自然豊かなどこか郊外で、鍼灸院と自休自足的生活がしたいと考えている。
年４回発刊されている、「自休自足」を定期購読している。
自給自足の実践マニュアルのごとく本格的な内容で、とても面白い。
天然酵母パンの作り方は、この誌から学んだ。
今は、福岡中央区薬院という、比較的賑やかな所で生活、仕事をさせて頂いているが、いづれは自然豊かな郊外に引越し、晴れた日には田畑を耕し、雨の日には読書をするような生活を送りたいなどと考えている。
医食同源、鍼灸治療に食餌療法を加えれば、素晴らしい健康回復効果がもたらされるだろう。
新鮮な空気を吸い、清らかな水を飲み、その土地に生まれた命である肉野菜を食し、人との語らいや掃除・料理・読書を通じて自然と精神が育まれ、掃除や耕作など有益な作業を行い適度に身体を動かし、生きるということについて自然に学べてしまう環境、自然に健康になってしまう環境。
そんな環境を望む人が少数集い、過ごし、自ら学び、癒され、そして健康になって卒業していくような場所。また、疲れ、病んだら、気軽に帰ってこれる場所。まだまだ漠然とした夢だが、そんな場所をいづれ準備したいなどと考えている。
そんな場所を、いつか、多分、準備出来ると思う。
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