裁量労働制鍼灸師高木その２・鍼灸師高木の日記です。

裁量労働制鍼灸師高木その２

結局ブラック企業の悪用が目に見えてるからって事で、本質的な問題、メリットが置き去りにされてしまう。

　好きな時間に働いて、好きな時に休む。これは出勤日と休日のチョイスのみならず、ランチ休憩の時間を決める裁量権、さらにちょっと「昨日寝不足だから１０分だけ昼寝させて！」という小休止を自由に得る権利、ということも含まれる訳で、裁量労働制ってのはまさに、「夢の働き方」であるハズだと思うのですが。
　でもやはり雇用者と被雇用者で完璧な裁量労働制を設定しようなんざ、まあ無理ゲーですよ。

＊無理ゲー＝（むりげー）とは、その苛酷な条件、設定により達成が非常に困難なゲームに対して言われる言葉。ほぼ不可能という意味で、ゲーム以外でも使用される若者言葉であると言えよう。


　　

　残念ながら、雇う側にも雇われる側にも、制度を悪用して利己的な欲求を満たしたがる連中が大勢いるから、裁量労働制が正しく機能する世界が描けないんですよね。だって、人間だもの。
　中学校、高校に通ってた頃から、私は会社員を目指さなかったのですが、もし裁量労働制ってモノが素晴らしく機能している世の中だったら、そうは思わなかったかもしれない、なんて思ったりしています。


　
会社勤めって、こんなイメージしか浮かばないんですよ正直。
本来のスペックの最大公約数でしか動けないフィールドって印象。
協調性などという言葉であの閉塞感を正当化出来るなんて微塵も思いませんし。あ、だから会社員に成れなかったんだ自分。



　

　自営業ソロって人員も資本も極小なので、大きなプロジェクトなんか出来ませんから、スケールの大きな仕事がしたいという方には魅力ゼロな働き方なのだと思います。さらに税の申告から便所掃除まで全部やらないといけませんから、本業に集中出来ないんじゃないかと思う人もいらっしゃるでしょう。でもまあ、事業規模が小さければ、本業に直接的な関わりが薄い仕事も小さなものですからね。一人で管理出来ているってのは、常に業務に関わる全ての情報を掌握出来ている状態って事なので、メリット大きいですよやっぱり。



　

　これから先、どんな未来が待ち受けているのか。「AIの発達で奪われる仕事なんていうトピックをよく見聞きしますが、別の仕事が激増するんじゃないの？って個人的には思ってます。衣食住医が揃ってれば、まあ人類は楽しく生存出来ると思うので、その中で自分が出来る事を見つけて動いて、何か社会の足しになっていれば、食い扶持は確保出来るんじゃないかな、と当たり前な事を当たり前に思っているので、AIで失業云々という悩みは特に持って無いです。自営業者なのでそもそも就職しようなんていう発想が無いです。今の仕事が社会にとって不要になったら、別の分野で起業すればいいですから。

あ、鍼灸術のAI化は無いか。

　ただ未来に関して、シンギュラリティの先にAIが暴走とか、世界大戦勃発とか、それは純粋に恐怖ですね。



　

　誰にも指図されずに、臨床に疾患研究に没頭出来る今の仕事環境、サイコーです。自営業サイコー！裁量労働サイコー！


なんて、くだらない事を考えたりしています。


その１に戻る。

鍼灸師高木の珈琲時間トップへ。

---