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鍼灸専門・高木治療院・鍼灸師高木の日記です。

〒810-0022 福岡市中央区薬院1-6-5
ホワイティ薬院302号 鍼灸院 高木治療院

旅行 倫敦2010年11月

その14 パディントン駅周辺を散策



回転寿司屋さんをみていたら、なんだか急に、ハラが、減ってきた。

よし、店を探そう。
今日も寒いので、寿司という気分ではない。



パディントン駅を出て、周辺をうろつく。

そうだ、ここはロンドン。
ロンドンと言えば、フィッシュアンドチップス。
今日はフィッシュアンドチップスで、キマリだ。



フィッシュアンドチップス屋は、どこだ?



お、あったあった。
ミッキーのフィッシュアンドチップスか・・・。

白文字に、青い看板。いいじゃないか。
よし、この店にしよう。



店奥のカウンターで、注文。
好きな席に座っていいとの事だったので、オーダーして窓側の席につき、メニューを眺めたり、窓の外を眺めたり、写真を撮ったり。



 SMALL COD&CHIPS 小サイズの、タラのフライとフライドポテトってことですな。日本基準で小サイズとは思わないほうが良さそうだったので、このサイズでオーダーした。
4ポンド、当時のレートで550円くらいか。



店内の様子。店員さんに撮影許可をもらったので、堂々と撮影。後日行ったケバブ屋やパブでも「Can I take some pictures here?」と、尋ねてから写真を撮ったのだが、いづれのお店でも、一瞬「?」みたいな表情、そして、勝手に撮りなよ、みたいなジェスチャーをされた。

まあ、私の英語が変だったのだろう。

でも、後日行った屋台のカレー屋では、「No!No!」と笑顔で拒絶されたっけ。あの店は違法だったのかな?

 地元のご年配の方々の社交場みたいな雰囲気。郊外のスーパーマーケットのフードコートの感じに近い。そして、とても清潔だ。清掃が行き届いている。
 正直、王道の観光地にはあまり興味が無い。旅行では、こういうローカルな所に行くのが好みだ。

一人旅は、行き先を自分で自由に決められるから良い。



フィッシュアンドチップス、登場。
おお、脂+脂。
見事なまでに、皿の上はキツネ色一色だ。



 寒い中、不慣れな土地を歩き続け、身体が猛烈にカロリーを欲している。
まさにそんな今の自分に、うってつけの料理だ。

モルトビネガーを大量に振りかけ、いただきます。
・・・・・
うまい。
・・・見た目通りの味だ。

レシピは容易に想像がつく。
薄切りのタラに塩コショウを軽く振りかけ、小麦粉と鶏卵と水とベーキングパウダーを混ぜた衣で揚げたら多分コレだろう。

 などとブツブツ考えながら食していると、入り口でガタッと大きな音。

重たい店のガラス扉に、両脇に松葉杖の年配男性がうまく店に入れずに、挟まってしまっているではないか!いまにも転倒してしまいそうだ。

 フレンチフライを口いっぱいに頬張ったまま、私は慌てて席を立ち、ガラス扉を引いて抑えた。

セーフ、間に合った。

その男性は照れくさそうに微笑みながら、「Oh, you saved my life, Thank you.」
命を救ったとは大袈裟ながらも嬉しいお言葉。
フレンチフライに口内を占拠されていた私は声を出せず、ただモゴモゴしながら笑顔で応じた。


 ああ良かった、と思った後、ちょっとした疑問が生じた。
生じたというより、再び浮上したのだ。

ロンドンに来てから、とある気になっていた事柄の一つが、
この一件で思い起こされたのだ。


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