旅行 倫敦2010年11月
その05 初めてのホテルでの朝食
日曜日の午前7時30分、ホテルの朝食の時間になった。深夜徘徊でちょうど空腹だ。
食堂は地下階、エレベーターを待つのがじれったく、階段でそそくさと向かう。
一番乗りかと思ったら先客が、多分20歳前後の女の子2人組だ。食堂の入り口と思われるドアの前で、どこの国から来たのだろうか、高木の知らない言語で会話している。
入り口のドアは閉ざされ、まだ入場が許されていない様子。
2人組のうち一人がクルっと私の方を向き、「まだ入れないみたいね。」と英語で話しかけてきた。あまりにも普通に、自然に。
いきなりで驚いてしまった。「初対面でもいきなり会話が始まる文化」に、まだまだ高木は全然馴染んでいない。
ちょっと時間に間が空いた後、「ああ、本当だね。」というのが、とりあえず精一杯だった。
会話を続けようと思い、もう7時半を過ぎていることを言おうと腕時計を見る動作に入るも時すでに遅し、別言語の女の子同士の会話になってしまっていた・・・。
どもりで赤面症だった少年時代の苦い思い出が想起される、あの時の感覚、言いたい気持ちばかりが先走って、言葉が全く発せられない、あの歯痒さ、もどかしさ。
会話のフットワークの軽さ、これも重要な英語力の一部なんだな〜と、思い知らされた。
しばらくすると食堂の扉が空き、中から女性従業員さん登場。定時を守れなかったことなど全く気にしていない様子。悪びれることもなく元気に、「Good
morning !」
日本人の私はすかさず腕時計を確認、7時38分だ。だが、開場が指定時間に遅れたことを気にしているのは、この場で、どうやら極東野郎の高木ただ一人らしい。
「大らかさ」を、彼ら欧州人から高木は学ぶべきだな〜と、思い知らされた。
さっきの女の子、女性従業員さんに英語で話しかける。
女の子「Hi ! 外はあんなに寒いのに、私こんなの履いているのよ!」
彼女の足元を見てたまげた、素足にビーチサンダルだ。
従業員「靴くらい買いなさいよ!」
女の子「行かなきゃいけない所が沢山あって、そんな時間ないわ!」
・・・・・・・
意味がわからない。
ここは大都市ロンドンの中心部、靴を売っている場所なんていくらでもある。このホテルから徒歩5分くらいの百貨店にも沢山売っている。
まあ、お値段に問題が・・・。でもこのホテルの一晩の宿泊代よりはよっぽど安く買えるものだってあるだろうし・・・・。
さすが多人種多文化の都市。人生いろいろ、価値観いろいろ、なんだな〜と、
思い知らされた。

ここのホテルの朝食はビュッフェ形式、まあ、食べ放題だ。
手前正面から焼きトマト、その右にフタしてあるのが、ブラックプティング(ブラッドソーセージ、つまり豚の血液の腸詰め!)、左端がハッシュブラウン(砕いたジャガイモを小判型に成型して揚げる、または焼く)、その右隣がソテーしたマッシュルーム、順番に右へソーセージ、ベーコンと、色々並ぶ。
席とテーブルは沢山空いているが、給仕さんに指定される。全粒粉の食パン数枚と、上記を一通り皿に乗せ、席に戻る。
給仕さん「Could you use some coffee or tea?」(コーヒーか紅茶いかがですか?)
お!ちょうどこの旅行の少し前に学んだ、動詞「use/使う」の義務教育であまり馴染みのない言い方!
イギリスと言えば紅茶、にもかかわらず、反射的にコーヒーを頼んでしまった。コーヒーが飲みたかったもので。
ロンドンにて、初の温かい食事。イギリスの飯は不味いという伝説は、正しいのかどうか。
まずはハッシュブラウン・・・・・美味い!
揚げたてで表面はカリカリ、中はホックリ。表面のクリスピー感は今まで体験したことがないほど良い。
全粒粉の食パン、日本でイギリスパンと呼ばれる山型ではない、正方形だ。これも美味い。小麦の味がしっかりあるし、香ばしい。
ベーコン、見た目からして少し驚いた。オール赤、脂身がほとんど無いのだ。なので日本のベーコンの印象とは大分異なり、実際とてもあっさりしていて食べやすい、美味い。
ソーセージ。これもベーコン同様にローファットだ。したがって中身はパサパサ、これはちょっと自分の好みではなかった。
焼きトマト・・・・・これまた美味い。トマトを輪切りにしてフライパンで焼いただけ、みたいなものか。是非帰国してから真似したいと思った。
マッシュルーム・・・・う〜ん美味い。日本では安くないから、山盛りを好きなだけ!こんな贅沢な食べ方はここで充分堪能しておこう。
ブラックプティング、人生初だ。
・・・・・大方、事前の想像に近かった。レバーとソーセージの混合7:3みたいな感じか。個人的には「酒の肴」に良いかもしれないと思った。

満腹し、早速外出だ。
天気はとても良い、徘徊・・いや観光日和だ。

気温は低いが天候はまずまず。
明るいロンドン散策に出発。
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